前回「英語オタクへの道のり⑤:親子英語サークル編」の続きです。
英検1級に挑戦
函館に引っ越したのは、長女小3・次女年長・三女2歳の10月。
初めの半年は、生活に慣れるのに精一杯でしたが、移住半年目の春。
三女が満三歳で幼稚園に入園してくれ、かれこれ10年ぶりに日中一人っきりになる時間ができました。
やるなら今しかない!!
と一念発起。
大学生の時に挑戦し、その後一回も受けていなかった英検一級に挑戦することに。
決戦は6月。
4月からの2ヶ月。
ただひたすら合格することだけを信じ猛勉強。
なんとかスレスレのスコアで合格できました。
英検1級を受けたことがある方はご存じだと思いますが・・・
この試験
英語の試験のようで英語の試験でない(笑)
英語が喋れるからと言って、簡単に受かる試験ではないのです。
かつて受験した時、一生受からないと思っていました(笑)
私の場合、
・その後の人生でうっすらと幅広い知識が身についていたこと
があっての合格でした。
英語が役に立つ=英語以外の予備知識が必要
とも言えますね。
英検1級という試験に合格し
これを活かしてできることはないかな?
と模索を始めました。
英検1級合格体験記~その① はじめに
英検1級合格体験記 ~その② 一次試験対策
英検1級合格体験記 ~その③ 一次試験本番
英検1級合格体験記 ~その④ 二次試験対策
英検1級合格体験記 ~その⑤ 二次試験本番
英検1級合格体験記 ~その⑥ まとめ
ボランティアガイドとの出会い
生まれて初めて札幌以外の土地に住んだ私。
函館での生活を満喫していました♪
毎日が旅行気分(笑)
英検合格から間もなく。
とある平日に函館駅前の朝市に行ったところ。
大勢の外国人観光客の姿が!!!
しかも、よく見かけるアジアの方ではなく、体格のよい欧米の方々。
何かイベントでもあったのかな???
な~んて思いながら、港のほうを車で走っていると・・・
なるほど💡
豪華客船が停泊していました。
ダイヤモンドプリンセスやクイーンエリザベスなど、大きな客船がくると、その日一日町中が外国人観光客であふれかえることを知りました。
これは、
自分にも何かできることがあるのでは?
と思い調べてみると・・・
「函館善意通訳会」というボランティア団体があることを知り、即入会しました。
函館善意通訳会での活動
通訳会に入会したものの、入ってすぐガイドができるわけはありません。
そもそも自分自身、函館市民一年目(笑)
しかも、北海道の観光シーズンは短い。
船が寄港するのは4月~10月の約半年。
その後はオフシーズンとなります。
入った一年目は実際にガイドをすることなく、翌年に向け勉強をしました。
函館の歴史や文化。
お客様をお連れするお店。
思い出に残るおもてなし。
などなど・・・
その中で、自分がいかに自分の身の回りのことについてしらないか?に気づかされました。
英語以前の問題です。
お寺って何?
なんでお寺の境内に神道のお社があるの?
五稜郭ってなんで星形なの?
お汁粉って何?どうやって作るの?
毛ガニと花咲ガニどうちがう?
などなど・・・
みなさ~ん、これらの質問に日本語で答えられますか~???
自分でガイドをやりたいと言い出したものの、思った以上に大変💦
しかも、自分も迷子になるんじゃないかってくらい、まだこの町を知らない(笑)
とにかく、頑張りました。
2年目には実際にガイドを経験しました。
あまり詳しいことは説明できるようにはなっていませんでしたが・・・
実際、歴史に興味がある観光客なんてそう多くはなく(笑)
食べ物の話とか、子育ての話とか
どこの国でも共通の話題が喜ばれましたね。
とにかく、
・日本に好印象も持ってもらうようにおもてなしすること
だけを目標にガイドしました。
台風で船が寄港できなくなったりで急にキャンセルになることも何件かありましたが、1シーズンで5組のお客様をご案内させていただきました。
たまたまですが全員アメリカ人。
皆さん、気配りのできるとっても素敵な方々ばかりでした♡
まだしばらくはガイドをしたかったのですが、翌年札幌に戻ることになり、残念ながらガイド活動はここで終了となりました。
ガイドの経験から思ったことは・・・
英語は英語で勉強しろ!!
とか
英語のシャワーを浴びれば英語はしゃべれるようになる!
とかよく聞きますよね???
確かに、それも一理あるんですけど・・・
現実は「母国語でしっかり考える」ってことをしないと、役に立つくらい英語を使えるようにはならない。
そう思います。
振り返り
英語オタクへの道のり①~⑥にお付き合いくださった方、ほんっとーにありがとうございました♡
なんだかんだで42年間の人生のほとんどを、ほそ~く、なが~く英語と付き合ってきました。
時間をかけたわりには、満足に英語を聴き話すことができるようになっていませんねぇ(笑)
この島国で生まれ育って、外国人と直で触れ合う機会もそんなにない。
これが現実です。
でもね、英語をやっててよかったと思うことはたくさんありますよ。
世界標準の情報や考えを知ることができる
日本のニュースって実はけっこう偏っているのをご存じですか?
日本の新聞やテレビ。
チャンネルを変えても同じ内容のニュースしかやっていないですよね?
日本って言論統制してるの?
これ外国人から聞かれる質問です(笑)
日本人が当たり前だと思っている考え方、世界標準からずれている場合があります。
「日本の常識=世界の常識」って思っている方、要注意です。
英語を勉強する過程でその思い込みに気づくことができます。
論理的思考が学べる
“Conclusion comes first”
英作文のお勉強で必ず学びます。
英語は必ず結論が最初に来ます。
最後まで何が言いたいのかわからないお話を長々とする日本人多いですよね?(笑)
けど、英語では必ず結論を先に述べてから
理由やそれを示す例などを話します。
伝えたいことが明確。
「わかりやすい」って大事。
プレゼンテーションのコツが学べます。
そして、特に私はディベートをやったことで、「問題解決型思考」が身に付きました。
これって、生きている中、ありとあらゆるところで役立ちます。
問題が解決できない時、その原因がわかるだけでもかなりすっきりします。
そして原因がわかれば、おのずと解決策が導き出されることも多い。
常に結論が最後にきて、曖昧であることが美徳である日本語の文化では、なかなかこの思考は育ちません。
その観点でも英語教育の意義は大きい。
幅広い知識が身につく
日本語でなんとなく知っているつもりのことでも、英語に置き換えようとすると、もう一歩深い理解が必要になります。
その過程で、曖昧な事柄がより具体的になっていく。
あやふやだった知識がより確かなものになります。
自分にとって当たり前のことも、外から見ると特別で新鮮なものだったりします。
異文化を学ぶことは自分自身を知ることでもあります。
私が、レッスンで「クリスマス」や「ハロウィン」だけでなく、「節分」や「ひな祭り」などの日本文化にも触れるようにしているのは、こうした理由からです。
国語力に関しても、日本語だけを学んでいるよりも、外国語を学んだ上で母国語を使ったほうが、より幅広く豊かな表現ができるようになると思います。
始めからご覧になりたい方は・・・
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英語オタクへの道のり①:ラジオ講座編
英語オタクへの道のり②:暗黒の高校時代編
英語オタクへの道のり③:英語ディベート編
英語オタクへの道のり④:新米ママ編
英語オタクへの道のり⑤:親子英語サークル編
英語オタクへの道のり⑥:通訳ガイド編
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