札幌 桑園の子育てママによる、子育てママのための英語教室

“orange”は「オウレンジ」じゃなかった!?

先日、渡邊いくみ先生の「先生のための発音指導法講座①」を受講しました。

正直、いままで発音にはあまり関心がなく。
生徒さんにも
「発音は気にしないで、私の真似をして声を出してくださいね~」
なんて言ってきました・・・

だって、発音を気にしちゃうとなかなか英語を話しにくくなるし、
日本語らしい英語でも世界で活躍されている日本人もたくさんいらっしゃいます。

発音より、内容が一番!
と思っていましたが・・・。

撤回します。

発音も大事♡です。

今回、この講座を受けて数々の衝撃を受けました。その一つ一つを書くことは不可能なので、その衝撃をいくつかピックアップしてご紹介させていただきます。

衝撃1:私の発音間違っていた???

まず、初めにいくみ先生から発音チェックを受けました。

母音21個・子音26個
アルファベット26個・その他子どもに親しみのある基本単語39個

それらを発音している様子を動画で撮影し、いくみ先生にチェックしていただきました。

英語を教え、「先生の真似っこしてね~」といい続けて10年。
当然、自分の発音が間違っているはずがない!
と自分を疑わずチェックに臨みましたが・・・

先生から帰ってきたチェックシート。
ほぼ全てにチェックがはいっているではありませんか!?

えっ!?私の発音こんなに間違ってたの~???

なぜなぜ?いったいどこが違っているの~?????
と思いつつ全3回の講座を受講させていただきました。

衝撃2:二重母音の存在

皆さん、日本語の母音っていくつありますか?
そう、「あ・い・う・え・お」の5つです。

じゃあ、英語の母音はいくつありますか?

なななんと!21個もあるそうです!!!
(実際は地域によって20~35個と幅があるそうです。)

ええ!どういうこと?
って思いますよね?私は思いました(笑)
英語も日本語の「あいうえお」に相当する「a, e, i, o, u」の5個なんじゃないのかな?と。

ところが、英語には日本語にはない「二重母音」というのが多数存在します。

「ai」とか「ee」とかって書くやつです。
文字が二つなのに、一文字の母音と同じ扱い・・・不思議・・・。

でも確かに。Pie(パイ)って一息で発音しますよね。

いままで単語の中で何気なく発音していたけど、その存在自体に気づいていなかった二重母音。当然、発音もノーマークでした。

衝撃3:アルファベットで頭がくらくら!?

エー・ビー・シー・ディー・イー・エフ・ジー・・・・
小学生にもなると、だれに教えられるでもなく、いつのまにか覚えてしまうABC。
でも、その一つ一つを丁寧に発音したことありますか?

この度、初めて一音素ずつきちんと発音しましたが、
まあ、酸欠でくらくらしました。
本当に。

そのくらい、英語は息を大量に使います。
いままでの発音でいかに子音を弱く発音していかということを思い知りました💦

衝撃4:耳コピ―だけで真似る恐ろしさ!

今まで、ひたすら耳で聞いて真似るだけ、という勉強法を貫いてきました。
おかげで、多くの単語を間違った音で覚えてしまっていたことが判明。

その代表が“orange”。
みなさん、この単語どのように発音しますか?

私は長らく「オウレンジ」のように発音しておりました。
しかし、今回の講座でそうではないことが判明!!!
正しい発音にたどり着くまで時間がかかりました~💦

みなさん、是非こちらで発音記号と音声を確認してみてください!
https://ejje.weblio.jp/content/orange

(これでもよくわからないという方は直接質問してくださ~い。もしくはいくみ先生の講座を受けてくださいね♡)

その他にも雰囲気で覚えていた単語が多数ありましたが、多すぎて書ききれないので、ここでは割愛させていただきます♡

衝撃5:潜んでいた母語の干渉!?

衝撃の事実の連続でしたが、私自身発音がそこまで悪いわけではありません。
4年前に受けた英検1級の二次面接の採点です。

pronunciationの項目が10点中9点。
悪くないですよね???
(あっ点数ギリギリで合格しているので、あんまりじっくり見ないでくださいね~💦スレスレで合格した経緯については旧ブログを参照ください。)

だけど、英語の息の使い方、音の出し方がネイティブの自然な発音と違っている部分が多々ありました。
なぜでしょうか???

それこそが、知らず知らずのうちに出てきてしまう、「母語の干渉」です。
私たちが生まれた時から、毎日毎日、耳にし、口にし、四六時中頭の中で再生され続けている日本語。その影響が英語を話す時にも、ひょっこり現れてしまうのです。

例えば、
・いらないところで母音がはいってしまう
・必要以上に母音を強く発音してしまう
・子音の息の出し方が弱い

などなど・・・

本当に無意識ででてきちゃう母語のくせ。意識しないことには防ぎようがありません。
ただ耳コピ―するだけでは、この無意識の干渉は阻止できないのです。

今回の講座を受講しなければ、どこまでも母語の干渉を受け続けていたことでしょう。
ああ、恐ろしい。

まとめ:日本人講師だからこそできる指導がある!

実は、この講座の受講期間に「発音チェックシート」をアイルランド人の先生のところに持っていきました。ネイティブスピーカーがどのように音を出すのか聴きたかったのです。先生にそれぞれの音素をどのように発音するのか質問したところ、先生の表情が・・・

「・・・きょとん?」となっているじゃありませんか(笑)

バカにしているのではありませんよ!!!

要するに、
英語を自然に話すネイティブスピーカーにとって、「それぞれの音素をどのように発声するか」という発想そのものがないということです!!!

そんなことを考えなくても自然に英語が読めちゃって、発音できちゃっているんですから。

でも、日本人はそういうわけにはいきませんよね?

英語を自然と話しているつもりでも、ついつい日本語独特のくせがひょっこりでてきてしまう。
その日本語独特のくせを知り、英語らしい発音へと導くことこそ日本人講師の使命なのですね。

いままで、「真似っこしてね」で耳コピ―を要求してきた自分自身の指導法を反省します。
私自身の発音は、ネイティブスピーカーとコミュニケーションをとるには十分のレベルだろうと思います。
でも、日本人英語学習者に発音を教えるには不十分な知識と技術でしかない。

今回の講座で発音指導法の基礎を学ぶことができました。まだまだ学ぶことはたくさんありますが、「真似っこしてね」から一歩進んだ指導ができるようになったと思います♡
お子さんがよりまねっこしやすく、ママにはより具体的に発音法をアドバイスできるようになりました。というか、アドバイスしたくて仕方ないので、どんどん質問してくださいね♡

ちょっぴり進化したレッスンに興味のある方は以下をご参照ください♡
ベビークラス
トドラークラス
キッズクラス
オンラインレッスン

【おまけのク・イ・ズ♡】

今回3週にわたり講座に参加させていただきましたが、毎回、印象に残ったポーズで写真を撮影しました。それぞれ、何かの音素を練習しているところなのですが・・・
みなさん、それぞれ何の音素かわかりますか???


ものすごい難問だと思いますが考えてみてください(笑)
正解を知りたい方は私に直接聞くか、いくみ先生の講座を受講してくださいね♡

今回、オンラインでの受講で全国の素敵な先生たちとご一緒できました♡
孤独な英語講師にとって、とってもありがたく楽しい時間でした!!!
この場を借りてお礼を申し上げます♡

これからも、さらに学びを深めていきますよ!!!

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